水草を使って、室内に水辺を作ってみませんか? ビオトープとも呼ばれ、癒やしのインテリアとしても人気です。水の環境が整えば、メダカなどを一緒に飼って、自然の風景を楽しむことができます。
いろいろな種類の水草をコケ玉のようにひとまとめにしたものは、「佗び草」という商品名でおなじみです。水上、水中どちらでも生育する水草の特長を生かして、アクアデザインアマノ(ADA)が開発しました。無農薬で栽培された水草なので、エビや魚などの生物を入れても安心です。
佗び草は、数種類が混裁された華やかなものから、シンプルな単植のものまで、50種類以上の水草をいろいろなパターンに組み合わせています。アクアリウムショップやペットショップなどのほか、ネットショップで購入することもできます。
水槽とのバランスや、演出したいビオトープを頭に描いてから買うと、作り育てる楽しみが倍増します。基本は、浅いタイプの透明の水槽に化粧砂を敷き、佗び草に合わせて水を張り、佗び草を置きます=写真①。
佗び草は、直射日光が当たらない、明るい環境を好むので、窓越しの明るい場所に置いてください。 水草の底面がしっかり水につかっている状態を保ちましょう。
毎日1、2回、水の上に出ている部分にもまんべんなく霧吹きをかけると、くきもよく伸び、水草の害虫予防にもなります。佗び草が一般的な水草の栽培と違う点は、根を傷つける障害物がないため、水中での根張りが良いこと。
根張りが良いと、水中での水中葉の伸びも早いです。初心者でも失敗が少なく、水辺の風景を自分でレイアウトできるのが、ビオトープの楽しさです。
もう少し手をかけたい人は、水上、水中の水草を組み合わせたボリュームのある佗び草に、メダカも一緒に入れてみましょう=写真②。メダカの産卵というサプライズがあるかもしれませんよ。
外部リンク