綾川町内で栽培されている高級品種のマンゴーが収穫時期を迎えている。今年は好天が続いたため生育状態が良く、甘さも大きさも十分。ハウス内では鈴なりの実が真っ赤に熟れ始め、29日から出荷が始まった。
マンゴーを栽培しているのは町内の2軒の農家、友時光広さん(65)と近藤幸晴さん(70)。いずれも糖度15度以上の強い甘みが特徴の高級品種「アーウィン種」で、栽培12年目の友時さんは約10アールのハウスで育てている。
ハウス内は地植えよりも糖度を高めるために鉢植え栽培を採用し、夜も室温25度の高温を維持。落下防止のため1個ずつネットで覆い、実の下側には光を反射する紙皿を取り付けて色付きが均一になるように工夫している。
友時さんによると、今年の出荷予定数は2軒合わせて約4千個。例年より生育は早めで、果実の出来も上々。糖度はすでに17度前後あり、6月中旬には20度超になるという。
「讃岐完熟マンゴー」の名称で販売し、県内のスーパーなどのほか、綾川町内の道の駅滝宮や県農協ふれあいセンター綾南店でも購入できる。小売価格は1個千円から7千円程度。
友時さんは「夏の果実らしい濃厚な甘みをぜひ味わってほしい」と話している。
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