自分の気持ちを言葉にするのって意外と難しいですよね。
感想文や日記を書いていて、いつも気持ちの表現が「うれしかった」や「楽しかった」になってしまう人、多いのではないでしょうか。
たとえば、「うれしかった」という気持ちを表現したいとき、「有頂天になった」や「そう快な気分だった」などのように書けば、一味ちがった文章に仕上げることができます。
こんなときに役に立つのが、類語辞典です。
「うれしい」や「楽しい」で調べれば、似た意味の異なる表現(類語)を見つけられます。
とくに最近は『感情ことば選び辞典』(学研プラス)が人気なようです。
この辞典は大人向けですが、はじめのページに「うれしい」「かわいい」「かっこいい」などの気持ちを表すキーワードがのっていて、気持ちごとにいろいろな表現が調べられます。
調べた言葉は、ふだんの生活の中でどんどん書いて使ってみましょう。
「エクスプレッシブ・ライティング」といいますが、イライラしたときや悲しくなったとき、その気持ちを紙に書くことで、メンタル(心)をコントロールする力が身につくといわれています。
さらに、その気持ちを細かく書くことで、その効果は高まるそうです。
みなさん、「類語辞典」を使って自分の気持ちにピッタリな言葉を見つけてみませんか。
清水章弘
東京大学教育学部、同大学院で学ぶ。勉強のやり方を教える塾「プラスティー」を東京と京都で運営。テレビ番組「教えてもらう前と後」などにも出演
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