高松市は9日、「2019世界パラ陸上競技選手権大会」(11月7~15日・アラブ首長国連邦)に出場する日本代表の合宿地が屋島レクザムフィールド(同市屋島中町)に決まったと発表した。期間は9月30日~10月4日の5日間。同大会で来年の東京パラリンピック出場枠獲得を目指すトップアスリートが最終調整を行う。
日本パラ陸上競技連盟によると、昨年9月に同フィールドで行った日本パラ陸上競技選手権大会の運営面での市のバックアップ体制や、同フィールドのバリアフリー仕様などを評価して決定した。世界パラ陸上の代表事前合宿地となるのは中四国、九州地方で初めて。
世界パラ陸上の日本代表は、7月のジャパンパラ陸上競技大会などで、各種目の参加標準記録を突破した選手から選考される。世界パラ陸上で1~4位に入った選手は、東京パラの出場国枠を獲得し、そのまま出場推薦を受ける可能性が高いという。
合宿に参加する人数について市は、スタッフを含めて100人規模になると予想。期間中は練習の一般公開を予定しているほか、市内の小学生を中心に代表選手との交流事業も計画している。大西市長は9日の定例会見で「東京パラを前にした重要な大会の合宿。パラスポーツを積極的に支援している市としては選手の練習や移動、宿泊など、さまざまな面でサポートしていきたい」と話した。
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