あなたに手紙を書きます。運を良くしたいあなたに手紙を書きます。
私は運がいい人間です。強運の星のもとに生まれ、ラッキーなことが続いています。
どうすれば私のようになれるかって? それは実は簡単なことなんだよ。「自分は運がいい!」と、自分で決めちゃえばいいのです。いやな目にあっても、「あぁ、なんて運が悪いんだ!」とは考えないこと。「大丈夫、私は運がいい人間なんだ」と言うんだ。
それでもひどい目にあってしまう。失敗、挫折、ありえないような不幸があなたの身にふりかかる。そんな時でも、「この程度ですむなんて、やっぱり私は運がいいんだ」と言いきる。
これはがまん比べのようなもの。「運が悪い」と思ったら運が悪くなる。「運がいい」と思ったら運が良くなるものなのです。
考えてみてごらん。「運が悪い」と思った瞬間、運の悪いことばかりが目に入ってくるでしょ。目の前の信号が赤に変わっただけで不運に思える。逆に、「運がいい」と思ったらラッキーなことが目につきます。「こんなところにめずらしい花が咲いている。これを見られた私は運がいいわ」ってね。
実際に成功している人の多くが、「自分は運がいい」と信じきっているそうです。あなただって、自分を信じれば運のいい人間になれるんだよ。
さぁ、今日から一日何回もさけぼう。「私は、運がいい!」って。
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ひきた・よしあき 博報堂のスピーチライター、博報財団コミュニケーション コンサルタント。
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