今年もお茶の季節がやってきました。「香りが命」といわれる新茶は、今が旬。県内一の茶どころとして知られる三豊市高瀬町を訪ね、その魅力とさまざまなお茶の楽しみ方を教わりました。お茶したい日にぴったりのすてきなお店も紹介します。
お茶の里〔高瀬町マップ〕
JR高瀬駅を中心に、お茶屋さんや茶畑が点在する高瀬町。今の時期は「新茶」ののぼりが道のあちこちにたなびいています。町内をぐるりと散策しつつ、お目当ての店を目指しましょう。
■高瀬ふれあい産直市
高瀬茶業組合の粉末緑茶で作った「お茶のソフトクリーム」。ほんのり苦味もあって大人味
■「茶」の木
お茶の木で作られた「茶」の文字が見えます
■高瀬茶業組合工場直売店
鮮度が自慢 工場直送の新茶
荒木さんが務める高瀬茶業組合には製茶工場のすぐ隣に直売店があり、最高級煎茶からお土産に使える手頃な商品まで幅広くラインアップ。工場から毎日出来上がるお茶が店頭に並ぶため、鮮度が高いのが自慢です。その一方で、新茶の時期をはずしてお茶の味が落ち着いてくる6~7月頃に買い求める人もいて、「お茶は嗜好品。新茶をきっかけに、自分の好みの高瀬茶を探して楽しんでほしい」と言います。運が良ければ生産者からお茶の詳しい話が聞けることも。
【メモ】
三豊市高瀬町佐股甲2476
0875(74)6011
営業時間 午前8時~午後5時
定休 日曜・祝日
P あり
■高瀬の茶の木
日本茶の敷居下げるお茶とお菓子の店
新茶のさまざまな楽しみ方を教えてくれた高瀬の茶の木には、自宅で飲むために、あるいは贈答用に、次々とお茶を買い求める人が訪れます。棚には「高瀬」「桂谷」などの高瀬茶をはじめ、お茶菓子もそろい、訪れた人にはまず「座ってお茶どうぞ」と煎茶のサービス。茶葉選びはもちろん、お茶の入れ方や味わい方のアドバイスも的確で、日本茶って思っていたより気楽に楽しめそう!と思わせてくれます。
毎週金曜日発行
四国新聞 itsumo vol.28より
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