24日の県内は高気圧に覆われて晴れ、午前中から気温がぐんぐん上昇、各地で7月中下旬並みの暑さとなった。高松では午後4時前に32・6度(平年25・0度)を記録。5月の観測史上最高を61年ぶりに更新した。高松地方気象台は同日、「高温に関する気象情報」を発表し、熱中症などへの注意を呼び掛けている。
高松以外の最高気温は滝宮31・9度(同25・1度)、財田31・1度(同25・2度)など、計6地点で今年最も暑くなった。内海の30・9度(同24・0度)も5月の史上最高だった。
同気象台によると、季節外れの高温になった要因は、高気圧に覆われて日差しが降り注いだのに加え、中国大陸で発達した低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込んだため。日本の上空約1500メートルは北日本を中心に真夏並みの18度以上の高温域となり、今後も26日をピークに日本列島に近づく見通しという。
県内は27日にかけて気温の高い状態が続く見込みで、高松の予想最高気温は25、26日が32度、27日が31度。同気象台は「体が暑さに慣れていないため、健康管理に注意してほしい」と呼び掛けている。
県内各消防によると、24日午後6時現在、高松市で30代と80代の女性が熱中症とみられる症状で病院に搬送された。このうち、80代の女性が重症という。
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