Q. 性器を足の間に挟み、気持ち良さそうにしています。発達障害もあり、人前でやらないか、心配です。今は、そのまま見て見ぬふりをしていて良いのか?説明するにしても、どう話をしたら良いのか、悩んでいます。(7歳男子/母親より)
A. 「自分一人で、安心してさわれる環境であれば、いくらでも触って大丈夫。でも人前ではやりません。」ということを、繰り返し教えてあげてください
3段階で伝えましょう。
① 見て見ぬふりはよくありません。まず、「安心な環境で自分の体を触ることって気持ちいいことだよね」と認めてあげましょう。
② プライベートゾーン のお話をしてあげてください。『唇と水着で隠れるところ』は、プライベートゾーン。
③ プライベートゾーンを自分でさわることは、いけないことでも恥ずかしいことでもないけれど、「人前ではやりません」ということは教えてあげましょう。
「命育」とは、子どもたちが、性や妊娠・出産などを含む命についての正しい知識を身につけ、「自ら性や命と向き合う力」をはぐくむ教育です。
高橋 幸子
埼玉医科大学 医療人育成支援センター ・地域医学推進センター/産婦人科
山形大学医学部卒業。埼玉医科大学総合医療センター研修医、埼玉医科大学病院産婦人科助教、埼玉医科大学地域医学医療センター助教を経て、現職。年間80回以上、全国の小学校・中学校・高等学校にて性教育の講演を行っている。教育雑誌、TVなど、性教育テーマでのメディア掲載・出演実績多数。
活動:日本家族計画協会クリニック非常勤医師、彩の国思春期研究会西部支部会長