四国地方整備局や四国4県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会の幹事会が17日、高松市の高松サンポート合同庁舎であり、早明浦ダムの貯水率が45%程度になった時点で、香川用水と徳島用水への供給量の削減率を拡大する第2次取水制限を始めることを提案した。開始時期や削減率は20日に決定する。(写真は資料)
17日午前0時現在の貯水率は前日比0・7ポイント減の50・8%(平年95・0%)。このまま貯水率の低下が続けば、22日にも2次制限に入る見通し。2次制限では例年、香川用水への供給量を35%削減している。
早明浦ダム上流域は1月以降の月間雨量が平年比56~86%にとどまっている。少雨の影響で貯水率が低下していることから、4月25日から供給量を20%削減する1次制限を実施している。
高松地方気象台によると、向こう1週間の四国地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨が降る日もある見込みだが、雨量は平年並みとみている。
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