夢は令和を代表する役者
1日から放送が始まった特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」は、人工知能(AI)をテーマにした作品。さまざまな仕事を人型AIロボットがになうようになった世界が舞台だ。
AIロボットを作る会社の社長であり、ロボットを制御するベルトを持つ主人公・飛電或人を演じる。ロボットを操り、人類滅亡をたくらむ敵と戦うライダーだ。
小さいころからヒーローにあこがれていた。「出演が決まった時は、おどろきでいっぱいでした。友だちから『すげーな!』と連絡がたくさん来てうれしかったです」
今回の作品では、AIに仕事をうばわれながらも人間が持ち続ける「夢」がテーマの一つとなっている。自身の夢は「令和を代表する役者」と力強く語る。
「だれが見ても活躍していると思われる役者になりたい。歴代の仮面ライダー俳優の方々と肩を並べられるようにがんばります」
小学生のときは、バレーボールに夢中になった。2人のお兄さんがクラブチームに通っていたのがきっかけだという。「当時は2人とも大っきらいでした。今は仲良しですけど」と笑いながら話す。
仲良くなったのは、中学生のころから。入部したバレー部で活躍できず、なやんでいたときに思いきって2人に相談した。
「質問したことを全部完ぺきに教えてくれる姿にあこがれたんです。今でも3人集まると公園でバレーをします」
小学生には「いっぱい外で遊んでほしい」とメッセージを送る。「早く卒業したい、大人になりたいと思う人も多いかもしれないけど、いま楽しめることを楽しんでください」(聞き手・小勝千尋)
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2001年3月12日生まれ、埼玉県出身。17年、「男子高生ミスターコン」でグランプリに選ばれる。特技はフランス料理。特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)は放送中。(撮影・品田裕美)
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