豪華絢爛(けんらん)なちょうさ(太鼓台)が一堂に会する「とよなか秋のまつり」(同まつり実行委主催)が13日夜、三豊市豊中町のゆめタウン三豊の駐車場で開かれた。大勢の担ぎ手が息を合わせながらちょうさを高々と差し上げる「かきくらべ」に周囲の観客から大きな拍手と歓声が沸き起こった。
まつりは、同町内で各地区の自慢のちょうさが集まる機会をつくろうと、地元有志らが15年前から毎年開催。今年は全20台中15台が集結した。
午後6時ごろ、そろいの法被姿の担ぎ手と共に次々とちょうさが登場。照明などでライトアップされた金や銀の刺しゅうが秋の宵闇に浮かび上がり、幻想的なムードが漂った。メインの催しでは、担ぎ手が重さ2トン以上あるちょうさを前後に大きく揺らしたり、回転させたりと趣向を凝らした競演に会場のムードも一気に熱を帯びていった。力強い太鼓や笛の音色、勇ましい掛け声とともに5台のちょうさを一気に差し上げる“乱舞”の試みも行われた。
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