「リボーンベジタブル」という言葉をご存じですか? 略して「リボベジ」、再生野菜のことです。調理後、普通なら捨ててしまう野菜のヘタや根っこを観賞用に育てたり、もう1回食べたりして楽しむリボベジ生活が、注目されています。
リボベジといえば、豆苗がおなじみですね。豆苗はエンドウ豆の若菜の部分で、栄養価ばつぐん。価格も安定しています。収穫した後の豆部分を水につけておくと、再び新芽を伸ばし、2度目の収穫が楽にできます。豆が水につかりっぱなしだと腐りやすいので、水の量は豆に水がつからないくらいが目安です。日当たりの良い窓辺などに置き、毎日、水替えしましょう。
夏場は特に水が腐りやすいので、1日2回の水替えをおすすめします。12日ぐらいで、2度目の収穫が楽しめます。
チンゲンサイの根元の硬い芯もリボベジ向きです。植木鉢に、市販の「花と野菜の土(元肥入り)」を入れてチンゲンサイの芯を挿しこみ、ぐらつかないように根元部分を土で埋めます。日当たりの良い所に置き、土が乾いたらたっぷり水やりしてください。
写真①は、始めてから約1カ月たったチンゲンサイです。買ったときより葉は小ぶりですが、柔らかくておいしいです。キャベツの根元の芯の部分も、チンゲンサイと同様にリボベジできます=写真②の左。
野菜の成長過程が観察できる上に、野菜ももう一度自分の手で収穫できるリボベジ生活って「一石二菜」ですね。
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