14日午前11時20分ごろ、坂出市入船町の食用油大手「J―オイルミルズ」の坂出事業所で、飼料用のトウモロコシを保管するサイロが爆発し、近くで作業していた高知県安芸市の男性(51)が足の骨を折るなどの重傷、同県香美市の男性(57)が軽傷を負った。
県警や同社によると、サイロは高さ約25メートル、直径約7・5メートルの円柱形で、飼料を運び入れるエレベーターを併設。爆発は2人が溶接作業を行っていたエレベーターで発生した後、サイロでも起き、天板がめくれ上がるなどした。県警は粉じん爆発が起きた可能性があるとみて原因を調べる。
サイロの上で防水作業していた50代の男性作業員は「エレベーターの方から大きな音がしたので、とっさに隣のサイロへ移動した。その直後に爆発音がして、さっきまで乗っていたサイロの天板がめくれ上がった」と振り返った。
現場はJR坂出駅の北約1・2キロの沿岸部で、工場や商業施設が立ち並んでいる。近くの店舗の女性従業員は「店内でも大きな爆発音が聞こえた。店のドアやガラスが揺れて地震かと思った」と話した。
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