13日午前、高松市中心部にイノシシが出没し、女性が乗っていた自転車に衝突したり、コンビニの自動ドアにぶつかったりする目撃情報が相次いだ。市によると、女性を含め、けが人はいない。同一のイノシシとみられ、市職員や警察官ら約20人のほか、巡回中の県警ヘリも加わり、3時間ほどかけて捜索したが見つからなかった。(写真は、イノシシの出没を受けて、教員と下校する児童=高松市伏石町)
市や高松北署によると、イノシシは午前8時20分ごろ、朝日新町の路上に現れ、約10分後に松福町のコンビニのドアにぶつかり、福岡町で女性の自転車に衝突した。その後、御坊川に入って南西方向へ逃走し、伏石町や三条町などで目撃されたが、同10時15分ごろ、松並町の鶴尾小学校近くで足跡が確認されて以降、行方が分からなくなった。
イノシシの出没を受け、市教委は目撃情報があった地域の8小学校と5中学校にメールで連絡。一部の小学校ではイノシシに遭遇した際の注意点を児童に再度指導し、下校時間帯に合わせて教員らによる見守り活動を行った。伏石町の女性(26)は「近くで出没したと聞いて驚いた。幼稚園の子どもがいるので心配だ」と話した。
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