父親の遺体を自宅敷地内で焼却し、遺棄したとして、高松南署と県警捜査1課は14日、死体損壊と死体遺棄の疑いで、高松市香南町西庄、ペット関連会社役員林田崇容疑者(29)を逮捕した。同課によると、殺害をほのめかす供述をしており、県警は殺人容疑も視野に捜査を進める。
逮捕容疑は10月30日午前10時ごろから11月13日午前7時ごろまでの間、自宅敷地内で父親の昭さん(70)の遺体を焼却するなどし、遺棄した疑い。
同課によると、林田容疑者は昭さんの長男。昭さんが経営する高齢で介護が必要なペットを預かる施設などで働いており、施設の事務所を自宅にし、昭さんとは別居していた。
昭さんは10月30日午前10時ごろに同町内の自宅を出て以降、行方不明になっていた。昭さんと同居する女性が11月1日に高松南署に行方不明者届を提出。同容疑者の自宅で昭さんの車が見つかったほか、13、14の両日の家宅捜索で敷地内に血痕や灰が見つかったことなどから犯行を特定した。
林田容疑者は遺体の焼却など容疑を認めており、「父と仕事を巡って行き違いがあった」と供述。同課が動機などを調べている。
現場は高松空港から北西約4キロで、田畑に住宅が点在している。
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