これは、お風呂…? 一瞬目を疑ってしまうこちら。実は、約1300年前に高僧行基が農民の病気を治療するためにつくったといわれる古代サウナなのです。石室の中で薪をたき、残った炭の上へぬれむしろを敷いて蒸したら、敷物の上で温まります。
「あつい方」は160~180度、「ぬるい方」も約60度と普通のサウナよりも高温のため、風呂の中では頭巾と草履が必須。さらりとした汗が滝のように噴き出し、エステに行くよりも肌がきれいになるとか。建物の裏手ではこの道20年のプロが薪を切り続けていて、1日に200㎏の薪をたくといいます。
【メモ】
さぬき市昭和1050-4
0879(52)1202
正午~午後9時
月~水曜、年末年始、お盆前後
入浴料は大人500円
(頭巾は700円、草履は700~1000円)
毎週金曜日発行
四国新聞 itsumo vol.16より