映画「二十四の瞳」のロケセットを保存している小豆島町田浦の「二十四の瞳映画村」に、12匹のこいのぼりがお目見えした。春の潮風を受けて大空を元気に泳ぎ、観光客らの郷愁を誘っている。
同映画村が日本の風習を伝えようと、5月の端午の節句に向けて毎年実施。大石先生と12人の子どもたちを表現した銅像「せんせ あそぼ」の近くの花畑に4本の竹ざおを立て、作品に登場する男児5人、女児7人にちなみ、5匹の黒いまごいと7匹の赤いひごいを揚げている。
観光客らは「こいのぼりを見るのは久しぶり」「昭和の建物とマッチしていて懐かしい雰囲気」などと口々に話し、写真に収めるなどして楽しんでいた。
こいのぼりの掲揚は5月末までで、降雨や強風の日を除いて毎日行われる。花畑を黄色く染めている菜の花は4月中旬までが見頃という。
外部リンク