県は25日、インフルエンザ患者の急増を受け、県内全域に今シーズン初の「流行注意報」を発令した。注意報発令は例年より比較的早く、昨シーズンより2週早い。県薬務感染症対策課は今後さらに流行拡大の恐れがあるとして、「小まめな手洗いや十分な休養、栄養バランスの取れた食事を」と呼び掛けている。
同課によると、16日~22日(第51週)に県内47定点医療機関でインフルエンザと診断された患者数は547人(前週256人)。1定点当たり11・64人(同5・45人)で、注意報発令基準の10人を超えた。現在のところ、季節性のA型が流行しているとみられる。
保健所管内別の定点平均は、中讃が16・53人(同8・27人)で最も多く、高松市の11・67人(同5・07人)、西讃の10・43人(同4・57人)の順。小豆は8・50人(同6・50人)、東讃は4・25人(同1・38人)だった。年齢別では小中学生が多い。
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